演劇 ワークショップ 「身体による ” 感情 ” の 伝え方」 を開催します
熊本大学教育学部芸術系講座及びグローバル教育カレッジは、標記演劇ワークショップを実施致します。これは、本年の日伊国交樹立150周年を記念し様々な行事を企画しているイタリア文化会館大阪との共催事業として、ボローニャからフラテルナル劇団を招聘して行われるものです。皆様の多数のご参加をお待ちしております。
【日 時】 平成28年12月5日(月) 16 : 10 ~ 17 : 40
【場 所】 熊本大学グローバル教育カレッジ 1階ラウンジ
【参加費】 無料
【参加対象者】 パフォーマンス(芸術)に関心のある学生及び一般の方々
【実施内容】
16~17世紀に成立したイタリアの伝統仮面劇コンメディア・デッラルテを専門に研究、実践するフラテルナル劇団をボローニャから招き、身体による感情の伝え方を学びます。現在のアニメ、漫画、映画にもつながる“定型的人物”が、どのような“動き”で人や感情を表現し、それらの人物を“表現”していたのか一緒に身体を動かしながら考えてみましょう。この経験は、演劇を演じるためだけでなく、どのように他人に物事やイメージを伝えるか、現代社会の様々な場面においても生かすことのできるスキルとなるはずです。
なお、このワークショップは、熊本大学の熊本復興支援プロジェクトのシアターセラピーと位置付けられておりますので、学生のみでなく、一般の方にも広くご案内いたします。
【フラテルナル劇団について】
イタリア・ボローニャ市で、路上生活者など社会的弱者の社会復帰を目指して活動する協会「ピアッツァ・グランデ(大きな広場)」の活動を母体に、2000年にマッシモ・マキャヴェッリが設立。イタリア伝統の仮面即興劇コンメディア・デッラルテを上演し、欧州各地を巡回公演している。2010年には国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)、および国際演劇協会の公演の基、第1回“世界コンメディア・デッラルテの日”(ボローニャ)を主催。また、井上ひさしと交流のあったマキャヴェッリは、井上の死後代表的戯曲《父と暮らせば》をフラテルナル劇団で上演している。2011年以降3度の日本ツァーを実現し、4度目となる今回は6人の俳優とともに初の九州公演。
なお、12月7日(水)には、同イタリア文化会館-大阪と「熊本大学・日伊修交150周年記念事業実行委員会」を主催として、山鹿市八千代座で同フラテルナル劇団による《ドン・ジョヴァンニ》の上演を予定しています。国交樹立150周年を記念する公式イベントとしては九州唯一のもので、在大阪イタリア総領事、同文化会館大阪館長、山鹿市長も臨席される予定となっているほか、地域の小中高校生も多く招待されております。日本の伝統的舞台におけるイタリア・バロック演劇の上演を通して、演目の内容はもちろん、我が国の文化遺産へと眼を向けてもらう教育的取り組みとしてもどうぞご期待ください。
期 間 | 2016年12月5日 |
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