多言語文化総合教育センター

CENTER FOR INTERNATIONAL EDUCATION

多言語文化総合教育センター

CENTER FOR INTERNATIONAL EDUCATION

センター長の挨拶

センター長  岸田 光代

 

 

 熊本大学における外国語教育を強化することを目的に、2020年4月に大学教育統括管理運営機構附属教育施設として、本センターが設置されました。

 

 本センターの設置前は、大学教育統括管理運営機構の主要業務の一つである「教養教育」における外国語教育を既修外国語(英語)及び初修外国語(独・仏・中・コリア語)を専門とする教員が担うとともに、グローバル・リーダー・コースに所属する学生に特化した教育プログラムをグローバル教育カレッジが担ってきました。しかしながら、急速な社会のグローバル化に対応するためには、スキル科目としての外国語教育のみではなく、異なる社会的・歴史的背景を持つ諸外国の多様な文化及び価値観を理解し、国際社会で活躍するために必要な知識・能力を涵養する「多言語文化教育」を提供することが強く求められています。

 

 このような社会的要請へ対応するために、教育のグローバル化に向けた機能強化を目指し、教養教育における外国語教育を担う教員と学際的な視点からグローバル教育を担う教員が一丸となって多言語文化教育に取り組む体制を整えるべく、本センターが設置されました。

 

 本センターでは、ミッションを明確にした組織として外国語・日本語・グローバル教育を担う全教員による協働体制を強化することで、スーパーグローバル大学創成支援事業の定着化に加え、外国語教育及びグローバル教育の相乗効果を発揮させ、グローバル人材の育成に取り組んで参ります。

 

 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)に取り組む世界において、Society 5.0で活躍するために不可欠なデータサイエンスのリテラシー教育を提供する附属数理科学総合教育センターとも連携し、多様な文化・歴史・社会等を理解した上で国際社会で活躍できるグローバル人材の育成に、積極的に取り組んで参ります。