第4回 Global Kitchenが開催されました
2024年1月23日(火)、第4回 Global Kitchenが熊本大学多言語文化総合教育棟ラウンジにて開催され、日本人学生9名、外国人留学生9名の計18名が参加しました。
今回第4回となるこのイベントは、キャンパスのグローバル化と早期異文化理解体験の支援を目的として行われたもので、使用言語を英語に限定し、本学の外国人留学生を講師(シェフ)として自国の郷土料理を紹介しながら実際に調理してもらい、調理後は参加者が一緒に食事をするというものです。今回はタイ出身の学生2人がシェフとなり、二品目(Larb Gai/ Bua Loy)の調理を実演しました。
まず一品目は”Larb Gai (ลาบไก่) ラープガイ”
ラープというのは『スパイシーなサラダ』のことをいい、肉や魚をナンプラー、ライム、唐辛子、ハーブなどで和えたサラダのことをいいます。ガイとは『鶏肉』という意味で、ラープガイでは主に鶏ひき肉を使います。サラダといいつつも、しっかり味のついたおかず的な存在で、さほど辛くないものと、通常の辛さのものと二パターンが準備され、食べ比べが始まり賑わっていました。
使用された特製辛味噌。
二品目はBua Loy (บัวลอย) ブアローイ。
小さな団子をひたすら丸める参加者のみなさんとその努力の成果。
団子入りココナツミルクで、もち粉と水をこねたプレーン、さつまいもを混ぜた黄色、煮出したタイ茶を混ぜたオレンジの三色の団子ができました。ココナッツミルク400ml、水400ml、砂糖240g(様子をみながら)にパンダンリーフという日本では見慣れない葉を香り付けに一緒に温めたもののなかに、茹でて水にさらしておいた団子を混ぜてできあがり。
今回異国の香りを漂わせてくれた材料たち。
完成です!
今回、ライムを忘れてきたシェフに代わって、前回インドネシア料理でシェフをつとめてくれた留学生がスーパーに走り、代用の“すだち”を買ってきてくれたり、調理が終わった後に、初回(ドイツ料理)時のシェフが率先して片付けをしてくれたり、全4回を通して留学生同士の交流も深まったようです。
また、参加した日本人学生については、その場で初めて会う参加者同士で最初は緊張感が漂っていましたが、共に作業を行う中で自然と会話が生まれ、所属する学部外の人たちと知り合う良い機会になりました。多くの参加者より、参加して良かったとの感想をいただき、想定より収穫の多いイベントとなりました。
多言語文化総合教育センターでは来年度の開催も計画中です。楽しみにお待ちください。