第2回 Global Kitchenが開催されました
2023年12月21日(木)、第2回 Global Kitchenが熊本大学多言語文化総合教育棟ラウンジにて開催され、日本人学生8名、外国人留学生5名の計13名が参加しました。
今回第2回となるこのイベントは、キャンパスのグローバル化と早期異文化理解体験の支援を目的として行われたもので、使用言語を英語に限定し、本学の外国人留学生を講師(シェフ)として自国の郷土料理を紹介しながら実際に調理してもらい、調理後は参加者が一緒に食事をするというものです。今回は中国出身の学生二人がシェフとなり、二品目(Coca Cola Chicken/Steamed garlic prawns with vermicelli)の調理を実演しました。
今回作られたメニューはこちらです。
1品目はCoca Cola Chicken(可乐鸡翅)
鶏の表面に焦げ目を付け、調味料を加えて煮ます。ケチャップやにんにくの他にコーラを入れて煮るのが特徴的です。中国人のシェフのアクシデントから生まれた料理という説があり、中国では、一般家庭でもよく作られるメニューだということです。
2品目は、Steamed garlic prawns with vermicelli(蒜蓉粉丝蒸虾)。
春雨と蒸したエビとにんにくを油で炒め、醤油で味付けしたものです。特徴的なのは、二種類の醤油を使うことです。【生抽Shēng chōu】(英語で(light) soy sauceと表示される)は日本の薄口醤油に似ており、【老抽Lǎo chōu】(英語でdark soy sauceと表示される)は、少し甘さがあり色が濃いのが特徴です。着色や艶出しの目的で使われるそうです。
参加者達もシェフのこういった説明を興味深そうに聞いていました。
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本年度中の最後の回を1/23(火)に予定しています。ご興味を持たれた方は、応募フォームよりお申し込みください。→こちらから
2023年度第3回 IELTS公開試験を実施します
熊本大学では、2024年3月23日(土)にIELTS公開試験を実施します。
熊本大学の学生及び教職員で受験される方は、定員を別途設けているため、下記の通知をご確認いただき、
必ず「団体受験専用ページ」から「団体受験の申込」をして頂くようお願いいたします。
団体ID&申込キー_20240323_熊本大学 ※学外の方は、日本英語検定協会のHPより直接お申し込み下さい。
監督を招いての映画上映会 “IMPRISONING A GENERATION” ~イスラエル軍の拘禁システムによって拘束・収監された4人のパレスチナ人青年たち~
多言語文化総合教育センターでは、1月19日(金)に「(オープンセミナー)監督を招いての映画上映会 “IMPRISONING A GENERATION”」を開催します。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。詳細についてはポスターをご覧ください。
<実施概要>
日 程:2024年1月19日(金) 18:30 – 20:00 (90分:映画上映 50分/ 対話 40分)
講 師: Ms. Zelda Edmunds(Anemoia Project取締役兼監督、クリエイティブディレクター)
テーマ:「IMPRISONING A GENERATION」~イスラエル軍の拘禁システムによって拘束・収監された4人のパレスチナ人青年たち~
言 語:英語(上映される映画には日本語字幕あり)
場 所:黒髪北地区 多言語文化総合教育棟ラウンジ(★MAP:32番の建物です)
実施方法:対面方式
※個別の申し込みは不要
※参加費 無料
問合せ:熊本大学国際教育課 glc@jimu.kumamoto-u.ac.jp
Imprisoning_A_Gen_EnglishVersion
2023年度 第3回IELTS講座の開催について
第3回 IELTS講座を下記ポスターおよびカレンダーのとおり開催します。
受講希望者は、ポスターに記載の受講条件および留意事項を熟読の上、Googleフォームから、
2024年1月14日(日)23:59 までにお申込みください。
(注意!)下記模擬テスト(W, R, L)の受験が不可の場合は、講座へのお申込みはできません。
・事前模擬テスト: 2月13日(火) 13:00~16:00
・事後模擬テスト: 3月15日(金)13:00~16:00
第1回 Global Kitchenが開催されました
2023年12月7日(木)、第1回 Global Kitchenが熊本大学多言語文化総合教育棟ラウンジにて開催され、日本人学生10名、外国人留学生10名の計20名が参加しました。
今回初となるこのイベントは、キャンパスのグローバル化と早期異文化理解体験の支援を目的として行われたもので、使用言語を英語に限定し、本学の外国人留学生を講師(シェフ)として自国の郷土料理を紹介しながら実際に調理してもらい、調理後は参加者が一緒に食事をするという企画でスタートしました。今回はドイツ出身の学生二人がシェフとなり、二品目(シュペッツレ/ゲブランテ・マンデルン)の調理を実演しました。参加者にも調理も体験して欲しいというシェフの指示により、参加者も材料を計量して混ぜたり、慣れない手つきで手作りパスタの生地をお湯に流し込んだりと、一緒になって調理することとなりました。調理後には、全員が一緒に食事をしながら、積極的に交流を楽しむ姿がありました。
この Global Kitchenは、今後も定期的に開催する予定です。
今回作られたメニューはこちらです。
Spätzle (シュペッツレ)
基本的な材料は小麦粉・卵・塩。ゆるい生地を作り、たっぷり沸かしたお湯の中に細く落とし、茹でてパスタを作る。炒めたベーコン・玉ねぎと合わせ、チーズを混ぜたらできあがり!ザワークラウトを沿えて。
Gebrannte Mandeln(ゲブランテ・マンデルン)
砂糖・シナモン・水を加熱したものにアーモンドを絡めてコーティング。ジャリジャリ感が残る程度で加熱をやめるのがゲブランテ・マンデルンらしくてよい。
まな板と包丁を使い、生地を端に寄せて線を作るようにお湯の中に落とします。普段は専用の器具を使うそうですが、日本にはないため、伝統的なこの方法で作りました。
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参考:シュペッツレメーカー |
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本年度中にあと3回予定しています。ご興味を持たれた方は、応募フォームよりお申し込みください。→こちらから
2023年度『Global Kitchen』のご案内
多言語文化総合教育センターでは、12月7日(木)に2023年度第1回「Global Kitchen」を実施します。
留学生から伝統料理の作り方を英語で学びましょう!
各国の調理方法を間近に見て、調理後は参加者全員で料理を囲み、英語で語り、異文化交流を深めましょう。
(講師となる留学生が調理をし、参加者は見学します。)
12月7日を初回とし、全4回を予定しています。
<日程等>
開催日時:2023年12月7日(木)、12月19日(火)、2024年1月11日(木)、1月23日(火)
12:00~14:00
※授業がある場合、途中退席可能です
実施場所:多言語文化総合教育棟ラウンジ(黒髪北地区)
対象者:本学の学生(留学生含む)と教職員
使用言語:英語
参加費:500円(1回1人あたり)
申込方法:申込フォームによる事前登録 ⇒QRコードまたはこちらから
第1回申込〆切:2023年11月30日(木) *申込締切は各回の1週間前
定員:各回20名 ※先着順
その他:飲み物は各自ご持参ください。また、当日の活動の様子を動画または写真で記録を撮ります。一部多言語文化総合教育センターHPにアップしますことをご了承下さい。
オープンセミナー「パレスチナ ー ガザを含むパレスチナの人々が置かれている現状と社会の課題」が開催されました
2023年11月24日(金)、熊本大学多言語文化総合教育棟ラウンジにてオープンセミナーがハイブリッド形式で開催され、125名(対面40名、オンライン85名)の方が参加しました。
今回のセミナーは「パレスチナの社会と現状について」をテーマとし、熊本大学多言語文化総合教育センター所属の特任准教授ジョシュア・リカード先生によって企画されました。それは「パレスチナについてもっと状況を知りたい」という地域の皆さんからの強い要望がリカード先生の元に多く寄せられたことがきっかけでした。講演内容は中東の複雑な社会・政治情勢に関するものでしたが、リカード先生の「できるだけわかりやすく説明したい」という想いと、通訳の方のきめ細かな配慮により、聴衆の皆さんも理解を深めることができました。
講演は中東の歴史から始まり、パレスチナ人が置かれているさまざまな状況について詳しく聞くことができました。10月7日以降のイスラエルとパレスチナ自治区での暴挙は、過去のどの時期と比べても短期間ではるかに多くの死者を出しました。この戦闘をきっかけに、現在の中東情勢について日本の多くの人々も懸念を抱くようになりました。リカード先生は、「これは決して突然勃発した、孤立した事件ではなく、またメディアが報道するような『単なる宗教対立』や『単なる民族間の戦い』でもない、数十年にわたる分断や、権利も市民権もないまま軍事占領下で暮らす人々の不安など、さまざまな要因が絡み合って起きたものなのだ」と説明しました。
最後の質疑応答では、会場の聴衆やオンライン参加者から多くの質問が寄せられました。「私たちはパレスチナの人々から遠く離れていますが、今、彼らのために何ができますか?」という質問に対して、リカード先生は「この問題や、世界中で起きているその他の問題について『知ること』です。たとえ何もできなくても、知ろうとして意識することが最も重要なのです。」と答えてくださいました。1時間半という短い時間ではありましたが、多くのことを学び、パレスチナの人々の置かれた状況について考える貴重な時間となりました。
(オープンセミナー)パレスチナ ガザを含むパレスチナの人々が置かれている現状と社会の課題
現在のパレスチナ人とイスラエル人のあいだにおける暴力と苦しみを受け、中東の社会的・政治的状況に対する関心が再び高まっています。この講演では、この地域の近年の歴史と現在の状況の原因のいくつかの例を取り上げ、今後起こりうる見通しについても議論します。講演の最後には質疑応答も予定しています。
講演は英語、日本語通訳つき。
会場参加、またはZoomを利用したハイブリッド形式で開催。
参加費無料、事前登録が必要。
参加申込みはこちらからhttps://bit.ly/3MCsVZ1