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オープンセミナー「パレスチナ ー ガザを含むパレスチナの人々が置かれている現状と社会の課題」が開催されました

 2023年11月24日(金)、熊本大学多言語文化総合教育棟ラウンジにてオープンセミナーがハイブリッド形式で開催され、125名(対面40名、オンライン85名)の方が参加しました。

 

 今回のセミナーは「パレスチナの社会と現状について」をテーマとし、熊本大学多言語文化総合教育センター所属の特任准教授ジョシュア・リカード先生によって企画されました。それは「パレスチナについてもっと状況を知りたい」という地域の皆さんからの強い要望がリカード先生の元に多く寄せられたことがきっかけでした。講演内容は中東の複雑な社会・政治情勢に関するものでしたが、リカード先生の「できるだけわかりやすく説明したい」という想いと、通訳の方のきめ細かな配慮により、聴衆の皆さんも理解を深めることができました。

 

 講演は中東の歴史から始まり、パレスチナ人が置かれているさまざまな状況について詳しく聞くことができました。10月7日以降のイスラエルとパレスチナ自治区での暴挙は、過去のどの時期と比べても短期間ではるかに多くの死者を出しました。この戦闘をきっかけに、現在の中東情勢について日本の多くの人々も懸念を抱くようになりました。リカード先生は、「これは決して突然勃発した、孤立した事件ではなく、またメディアが報道するような『単なる宗教対立』や『単なる民族間の戦い』でもない、数十年にわたる分断や、権利も市民権もないまま軍事占領下で暮らす人々の不安など、さまざまな要因が絡み合って起きたものなのだ」と説明しました。

 

 最後の質疑応答では、会場の聴衆やオンライン参加者から多くの質問が寄せられました。「私たちはパレスチナの人々から遠く離れていますが、今、彼らのために何ができますか?」という質問に対して、リカード先生は「この問題や、世界中で起きているその他の問題について『知ること』です。たとえ何もできなくても、知ろうとして意識することが最も重要なのです。」と答えてくださいました。1時間半という短い時間ではありましたが、多くのことを学び、パレスチナの人々の置かれた状況について考える貴重な時間となりました。

 

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