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活動報告Activity Report

GLC海外短期留学(インドネシア)

令和2年2月19日(水)~3月4日(水)の機関で、グローバルリーダーコース海外短期留学(インドネシア)を実施しました。
参加者のGLC3期生6名は、インドネシア第2の都市スラバヤのスラバヤ工科大学で、「CommTECH 2020: Exploration」と銘打たれた2週間のプログラムに、創価大学の学生とともに参加しました。このプログラムは、インドネシアを襲う災害を歴史、科学、産業、物流など様々な視点から考察し、防災や減殺について学ぶことを目的としたものです。
初日の「災害とは」という講義から始まり、インドネシアの歴史書に現れる災害や現代の気候変動、地震、家事、嵐を扱う座学や、英国ヘリオット・ワット大学の特別講師による「持続可能な開発目標(SDGs)」に関するオンライン講演会、スラバヤ市の緊急指令センター訪問などの実地見学に参加し、日本と同じく災害大国であるインドネシアの経験から多くを学びました。
その他、現地の文化や自然に触れる機会も数多くあり、インドネシアの伝統的織物「バティック」作り、中世の王国の遺跡巡り等の文化体験や、活火山のブロモ山の見学にも参加しました。
留学終盤には、講義や実地見学を通して学んだことを基に、日本人・インドネシア人学生混合でグループに分かれて「Global Project based Learning(GPbL)」を行い、現地で見られる災害対策の現状やその不備について分析し、改善策をポスターセッションならびにプレゼンテーションにて発表しました。参加者全員が無事にプログラムを修了し、その後の評価ではGLCの学生1名が最優秀参加者に選ばれています。
学生からは「プログラム序盤では英語を使うことを躊躇していたが、日を追うごとにテンポよくコミュニケーションが取れるようになった」といった感想や、「交換留学のためのステップアップになったと思う」という声が寄せられました。


                    講義の様子


                    オンライン講演会


                  緊急指令センター訪問


                      バティック作り


                    遺跡資料館見学


                         ブロモ山見学




                    成果発表の様子


 

GLC Foundation Seminar(後期)

令和元年度後期のGLC Foundaion Seminarでは、第3タームに、米国のニューヨーク市立大学スタテンアイランド校とのCOIL(Collaborative Online International Learning、オンライン国際交流学習)活動を行い、第4タームには外務省から特別講師を招いた「ODA講座」、コミュニティ作りや在日外国人の権利などについての特別講演会を実施しました。
COIL活動では、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにグループに分かれて活動し、SNSのメッセージ機能を使った文字上の交流のみならず、ビデオメッセージをやり取りしたり、日米両国の学生にオンラインアンケートを取ってグループでの調査の参考資料とするなど、SNSをフルに活用した活動を展開しました。
第4タームには、様々なゲスト講師を招いた講演会を実施しました。ODA講座では、外務省国際協力局政策課の方をお招きし。「グローバル人材とODAの関係」というテーマで講演していただきました。講演会の様子は外務省のホームページにも掲載されていますので、本文末尾のURLよりご覧ください。
続くSeminarでは、西原村で熊本地震からの復興活動に取り組む、nagaya design代表の中村 圭さんより、復興活動を通したコミュニティ作りについてのお話をいただきました。
その後も、熊本市の市民団体「コムスタカ 外国人とともに生きる会」の代表・中島 眞一郎さんから在日外国人の人権や外国人技能実習生の実態についてご講演いただき、株式会社熊本シティエフエムの白石 直子さんには「ボランティア講座」と題したインタラクティブな公演を行っていただきました。
参加者からは、COILについて「初めてSNSで外国の方とコミュニケーションが取れて勉強になった」という声や、講演会について「プレゼン技術の参考となることも多かった」との意見がありました。

(外務省 題452回ODA出前講座開催報告)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sanka/demae/page24_000032.html

 
                    COIL活動の様子

 

 
                      講演会の様子
 

グローバルリーダーコース海外短期留学の実施

 グローバルリーダーコース海外短期留学が今年も実施されました。今年度は、8月10日(土)~8月26日(月)の日程でラトビアに11名、8月19日(月)~8月30日(金)の日程でマレーシアに6名の学生を派遣しました。

【ラトビア】
 今年度が初の実施となったラトビア留学では、首都リガにあるリガ工科大学にて、約2週間の短期留学プログラムに参加しました。今回のプログラムは「Cultural Shock」をテーマに、「ラトビアが持つ自然、歴史、文化、多様性、人的資源を用いてラトビアを魅力ある観光地とするためにはどのようなプロモーションを行うべきか?」という課題のもと、全プログラムが英語で実施されました。
 プログラムの内容は、ラトビア語入門やビジネスマナーなどに始まり、企業の社会的責任やメディア情勢についての講義、現地学生や他の留学生とのディスカッション、ラトビアの歴史地区コクネセへの1泊2日の小旅行、ラトビア外務省の訪問など多岐にわたりました。
 プログラムを通して各人が様々なことを学んだようで、「『間違った英語で恥をかくかもしれない』という考えを捨てたことで外国人とのコミュニケーションの楽しさに気付けた」という学生もいれば、「多様な考え方を柔軟に発信・受け入れる風土に触れて、均一性を重んじる日本の社会について改めて考えさせられた」という感想を持った学生もいました。
 留学の総まとめとして研究成果を発表し、無事に全員修了することが出来ました。

 
 
 

プレゼンの様子

修了式後の集合写真

リガの街並み

福岡空港にて


【マレーシア】
 今回で2回目となるマレーシア留学では、クアラルンプールのマレーシア・プトラ大学でのプログラムに参加しました。「Heuta '19」と題されたこのプログラムでは、受入大学側の担当者であるChan Cheong Jan博士が研究する教育手法「Heutagogy」を用いた教育が行われました。Heutagogyでは、学生自らが自律的に学ぼうとする姿勢を重視し、教師の介入を出来るだけ少なくしているのが特長です。何を課題として設定するか、課題解決のためにどのようなリソースをどのように活用するかを学生が自分で決定し、研究に取り組みます。
 今回のマレーシア留学では、「多文化社会・多民族社会での共生」という大枠を基に日本人・マレーシア人混合のグループを作り、グループ毎に研究テーマを設定し、今年4月から7月にかけて4回行われたネット会議システムを用いた事前学習会、渡航後の講義や実地見学、学校訪問、マレーシア人学生との交流を通して、日本と大きく異なるマレーシアの風土を観察し、それぞれの研究テーマについて考察を深めていきました。
 留学終盤の8月28日(水)に発表会を行い、全員プログラムを修了しました。今月下旬には、日本とマレーシアをネットで繋いでの事後学習会や、ラトビア組と合同で他のGLC生へ向けた留学成果発表会も予定されています。
 
 
ディスカッションの様子

集合写真

最終発表会