令和元年度後期のGLC Foundaion Seminarでは、第3タームに、米国のニューヨーク市立大学スタテンアイランド校とのCOIL(Collaborative Online International Learning、オンライン国際交流学習)活動を行い、第4タームには外務省から特別講師を招いた「ODA講座」、コミュニティ作りや在日外国人の権利などについての特別講演会を実施しました。
COIL活動では、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにグループに分かれて活動し、SNSのメッセージ機能を使った文字上の交流のみならず、ビデオメッセージをやり取りしたり、日米両国の学生にオンラインアンケートを取ってグループでの調査の参考資料とするなど、SNSをフルに活用した活動を展開しました。
第4タームには、様々なゲスト講師を招いた講演会を実施しました。ODA講座では、外務省国際協力局政策課の方をお招きし。「グローバル人材とODAの関係」というテーマで講演していただきました。講演会の様子は外務省のホームページにも掲載されていますので、本文末尾のURLよりご覧ください。
続くSeminarでは、西原村で熊本地震からの復興活動に取り組む、nagaya design代表の中村 圭さんより、復興活動を通したコミュニティ作りについてのお話をいただきました。
その後も、熊本市の市民団体「コムスタカ 外国人とともに生きる会」の代表・中島 眞一郎さんから在日外国人の人権や外国人技能実習生の実態についてご講演いただき、株式会社熊本シティエフエムの白石 直子さんには「ボランティア講座」と題したインタラクティブな公演を行っていただきました。
参加者からは、COILについて「初めてSNSで外国の方とコミュニケーションが取れて勉強になった」という声や、講演会について「プレゼン技術の参考となることも多かった」との意見がありました。
(外務省 題452回ODA出前講座開催報告)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sanka/demae/page24_000032.html
COIL活動の様子
講演会の様子
グローバルリーダーコース海外短期留学が今年も実施されました。今年度は、8月10日(土)~8月26日(月)の日程でラトビアに11名、8月19日(月)~8月30日(金)の日程でマレーシアに6名の学生を派遣しました。
【ラトビア】
今年度が初の実施となったラトビア留学では、首都リガにあるリガ工科大学にて、約2週間の短期留学プログラムに参加しました。今回のプログラムは「Cultural Shock」をテーマに、「ラトビアが持つ自然、歴史、文化、多様性、人的資源を用いてラトビアを魅力ある観光地とするためにはどのようなプロモーションを行うべきか?」という課題のもと、全プログラムが英語で実施されました。
プログラムの内容は、ラトビア語入門やビジネスマナーなどに始まり、企業の社会的責任やメディア情勢についての講義、現地学生や他の留学生とのディスカッション、ラトビアの歴史地区コクネセへの1泊2日の小旅行、ラトビア外務省の訪問など多岐にわたりました。
プログラムを通して各人が様々なことを学んだようで、「『間違った英語で恥をかくかもしれない』という考えを捨てたことで外国人とのコミュニケーションの楽しさに気付けた」という学生もいれば、「多様な考え方を柔軟に発信・受け入れる風土に触れて、均一性を重んじる日本の社会について改めて考えさせられた」という感想を持った学生もいました。
留学の総まとめとして研究成果を発表し、無事に全員修了することが出来ました。
![]() プレゼンの様子 |
![]() 修了式後の集合写真 |
![]() リガの街並み |
![]() 福岡空港にて |
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ディスカッションの様子 | |
![]() 集合写真 |
![]() 最終発表会 |