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活動報告Activity Report

熊本市国際交流会館訪問

 2020年最後のGLC Foundation Seminarでは、特別企画として熊本市国際交流会館を訪問しました。今回は、訪問の全行程をZoomで生中継することで、遠隔で参加した学生も実際に施設を訪問したような体験が出来る形で行いました。
 熊本市国際交流会館は、一般財団法人熊本市交際交流振興事業団が運営する施設で、市民レベルでの国際親善・異文化相互理解の推進を目的として運営されています。また、施設内には「熊本市外国人総合相談プラザ」も設置され、地域に住む外国人の生活サポート事業も行っています。
 今回の訪問は、座学と施設見学の2本立てで実施しました。座学においては、熊本市外国人総合相談プラザの事業内容についての紹介があり、「どの言語での相談対応が多いか」「相談内容にはどのようなものがあるか」などについて説明を受けました。この講義においては、これらの相談を行った実績から見えてきたこととして、言語の壁や文化の違い、日本人の外国人に対する偏見や無知によって、外国人が日常生活において多くの障壁に直面していることが明かされ、日本人が日頃普通の生活を送っているだけでは見えにくい、外国人住民の置かれている境遇が示されました。
 座学の後は、国際交流会館2階にある外国人総合相談プラザを実際に見学しました。実際に相談が行われている時間ではありませんでしたが、外国人住民のみならず、国際交流に参加したい日本人にも有用な情報が揃っている旨説明がありました。日本人が参加出来るボランティアの活動として、災害時に日本語と外国語の通訳に従事する「災害時多言語サポーター」の活動についても紹介があり、見学に参加していた学生からもこの活動に是非参加したいとの声が上がっていました。


座学の様子