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活動報告Activity Report

グローバルリーダーコース海外短期留学の実施

 グローバルリーダーコース海外短期留学が今年も実施されました。今年度は、8月10日(土)~8月26日(月)の日程でラトビアに11名、8月19日(月)~8月30日(金)の日程でマレーシアに6名の学生を派遣しました。

【ラトビア】
 今年度が初の実施となったラトビア留学では、首都リガにあるリガ工科大学にて、約2週間の短期留学プログラムに参加しました。今回のプログラムは「Cultural Shock」をテーマに、「ラトビアが持つ自然、歴史、文化、多様性、人的資源を用いてラトビアを魅力ある観光地とするためにはどのようなプロモーションを行うべきか?」という課題のもと、全プログラムが英語で実施されました。
 プログラムの内容は、ラトビア語入門やビジネスマナーなどに始まり、企業の社会的責任やメディア情勢についての講義、現地学生や他の留学生とのディスカッション、ラトビアの歴史地区コクネセへの1泊2日の小旅行、ラトビア外務省の訪問など多岐にわたりました。
 プログラムを通して各人が様々なことを学んだようで、「『間違った英語で恥をかくかもしれない』という考えを捨てたことで外国人とのコミュニケーションの楽しさに気付けた」という学生もいれば、「多様な考え方を柔軟に発信・受け入れる風土に触れて、均一性を重んじる日本の社会について改めて考えさせられた」という感想を持った学生もいました。
 留学の総まとめとして研究成果を発表し、無事に全員修了することが出来ました。

 
 
 

プレゼンの様子

修了式後の集合写真

リガの街並み

福岡空港にて


【マレーシア】
 今回で2回目となるマレーシア留学では、クアラルンプールのマレーシア・プトラ大学でのプログラムに参加しました。「Heuta '19」と題されたこのプログラムでは、受入大学側の担当者であるChan Cheong Jan博士が研究する教育手法「Heutagogy」を用いた教育が行われました。Heutagogyでは、学生自らが自律的に学ぼうとする姿勢を重視し、教師の介入を出来るだけ少なくしているのが特長です。何を課題として設定するか、課題解決のためにどのようなリソースをどのように活用するかを学生が自分で決定し、研究に取り組みます。
 今回のマレーシア留学では、「多文化社会・多民族社会での共生」という大枠を基に日本人・マレーシア人混合のグループを作り、グループ毎に研究テーマを設定し、今年4月から7月にかけて4回行われたネット会議システムを用いた事前学習会、渡航後の講義や実地見学、学校訪問、マレーシア人学生との交流を通して、日本と大きく異なるマレーシアの風土を観察し、それぞれの研究テーマについて考察を深めていきました。
 留学終盤の8月28日(水)に発表会を行い、全員プログラムを修了しました。今月下旬には、日本とマレーシアをネットで繋いでの事後学習会や、ラトビア組と合同で他のGLC生へ向けた留学成果発表会も予定されています。
 
 
ディスカッションの様子

集合写真

最終発表会