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活動報告 活動報告

活動報告Activity Report

GLCオンライン七夕イベントの実施

 新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、学生同士の国際交流の場を作ろうと、グローバルリーダーコース(GLC)の学生が主体となって企画・運営する「GLCオンライン七夕イベント」が令和3年7月9日(金)に開催されました。
 七夕に合わせて「自分の願いごと」をテーマとし、欧州、東南アジア、オーストラリアから招いた外国人学生とともにグループに分かれ、各自の願いごとについておもいおもいに語り合いました。このイベントは全て英語で実施され、学生たちは日頃の英語学習で培った英語力を存分に発揮していました。
 日本側では少数の学生が学内に集い、参加者から事前に聞いた願いごとを短冊に書いて笹に飾り、雰囲気を盛り上げました。パンデミック前の日常がいつ戻ってくるか分からない中で、学生達が知恵を出し合い、時流に沿った新しい国際交流のあり方を積極的に実践するとても良い機会となりました。


活動中の様子。Zoomを介した国際交流を行った。

オーストラリア・シドニー工科大学との特別オンラインプログラム

 令和3年5月、グローバルリーダーコース(GLC)において「GLC Global Online Experience」と称した特別プログラムを実施し、熊本大学の協定校であるオーストラリア・シドニー工科大学(UTS)とオンラインで共同活動を行いました。
 テーマは「オーストラリアから見た日本の政治と社会問題」で、UTSの学生がこのテーマに沿って日本語で発表を行い、GLC生がフィードバックを行うという活動でした。Zoomを利用してリアルタイムで実施されたプログラムでしたが、参加出来なかった学生のために発表の録画映像を配信することで、後から映像をオンデマンドで視聴して意見を投稿できる環境も提供しました。
 GLC生はUTS生の発表に活発にコメントし、またGLC映画日本政治の概況について英語で発表するなど、参加者はみな積極的に活動に参加していました。さらに発表以外でも、個人的にUTS生と親睦を深めるGLC生も見受けられました。
 この活動は、最終的にUTSの学生が調査した内容についてまとめたニュースレターの発行をもって完結しました。外国人の日本観を直接学ぶことが出来る貴重な機会となりました。
    
 

GLC生による英語でのプレゼン

熊本市国際交流会館訪問

 2020年最後のGLC Foundation Seminarでは、特別企画として熊本市国際交流会館を訪問しました。今回は、訪問の全行程をZoomで生中継することで、遠隔で参加した学生も実際に施設を訪問したような体験が出来る形で行いました。
 熊本市国際交流会館は、一般財団法人熊本市交際交流振興事業団が運営する施設で、市民レベルでの国際親善・異文化相互理解の推進を目的として運営されています。また、施設内には「熊本市外国人総合相談プラザ」も設置され、地域に住む外国人の生活サポート事業も行っています。
 今回の訪問は、座学と施設見学の2本立てで実施しました。座学においては、熊本市外国人総合相談プラザの事業内容についての紹介があり、「どの言語での相談対応が多いか」「相談内容にはどのようなものがあるか」などについて説明を受けました。この講義においては、これらの相談を行った実績から見えてきたこととして、言語の壁や文化の違い、日本人の外国人に対する偏見や無知によって、外国人が日常生活において多くの障壁に直面していることが明かされ、日本人が日頃普通の生活を送っているだけでは見えにくい、外国人住民の置かれている境遇が示されました。
 座学の後は、国際交流会館2階にある外国人総合相談プラザを実際に見学しました。実際に相談が行われている時間ではありませんでしたが、外国人住民のみならず、国際交流に参加したい日本人にも有用な情報が揃っている旨説明がありました。日本人が参加出来るボランティアの活動として、災害時に日本語と外国語の通訳に従事する「災害時多言語サポーター」の活動についても紹介があり、見学に参加していた学生からもこの活動に是非参加したいとの声が上がっていました。


座学の様子