グローバル課外教育プログラムのうち、毎週定期的に実施する「GLC Foundation Seminar」が、4月12日(水)よりスタートしました。
このセミナーは、世界各国から集まった多言語文化総合教育センターの教員により実施される、グローバルリーダーコース学生のための特別プログラムです。
第1タームのGLC Foundation Seminarでは、班ごとに分かれた学生がそれぞれ自分たちの政党を作り、模擬国会を行いました。第1回目で日本政治の概況について学び、実際の国会の質疑の様子を動画を通じて確認しました。その後、第2回~第6回にかけて、日本社会における諸問題について、各政党の党首に選ばれた学生は冒頭演説を行い、質疑応答が行われました。
第7回では、それまでの議論の内容や各党の政策を踏まえた上で、参加学生達自身によって、与党の選出が行われました。
議論を通じて、学生達は日本社会における問題を再認識し、政治参加意識を喚起され、その結果、議論する力、クリティカルシンキングの向上に繋がりました。
また、第5回には、大学間交流協定校であるオーストラリア・シドニー工科大学(UTS)と、”Japanese pop-culture and society(日本の大衆文化と社会について)”をテーマに合同発表を行う等、コロナ禍においても学生の国際交流が活発に行われました。
政党内で討論する様子。
令和4年6月4日(土)に、グローバルリーダーコース(GLC)1年生を対象とした天草研修を実施しました。この研修は、地域の課題に焦点を当てたテーマについて協働学修を行うことにより、クリティカル・シンキング、国際的な対話力、情報発信力等を養うことを主な目的として、従来は1泊2日の合宿形式で実施していましたが、本年度は新型コロナウイルス感染対策として宿泊を取りやめ、日帰り研修としました。
8名の留学生を含めた45名の学生達は、まずビーチに立ち寄り、レクリエーションにより交流を深めました。その後、研修会場である熊本県立天草青年の家では、第1タームの「GLC Foundation Seminar」(水曜5限)で実施した「模擬国会」に関連したプログラムとして、地元上天草市役所や上天草市社会福祉協議会、県内各地域に精通している観光業者から特別講師をお招きし、行政と民間それぞれの視点から捉える人口減少問題についてインタビューやディスカッション、グループワークを行いました。
学修成果については、後日、グループ毎にプレゼンテーションビデオを作成、オンデマンド発表となりました。
1年生にとっては入学後初めての「Special Project」となりましたが、GLC生としてのアイデンティティの醸成を促し、また、学生同士の繋がりを強める機会となりました。
講師へのインタビュー
レクリエーションの様子
毎週水曜日に実施している定期課外活動「GLC Foundation Seminar」において、熊本大学の協定校であるインドネシア・スラバヤ工科大学(ITS)と共同で、COIL(オンライン国際交流学習)活動を実施しました。
今回の一連の活動では、Society 5.0やSDGsに焦点を当て、これらの目標が世界に及ぼしうる影響についての講義や、日本・インドネシア両国からの特別ゲストによる講演会、学生同士のディスカッションなど、多種多様な内容を取り扱いました。合計で6回のセッションを行い、最終的には学生自らの研究成果・学修成果について、日本人・インドネシア人混合のグループでプレゼンテーションを行いました。
セッション最終回では、レクリエーションとして文化交流を行いました。インドネシア側は伝統のダンスを披露し、これを受けた日本側の学生グループは、くまモンダンスを楽しそうに踊っていました。この活動を通して、事情の異なる2つの国がこれからの社会の発展をどう見据えているか、Society 5.0やSDGsの達成に向かってどのように協力出来るかについて考える貴重な機会となりました。