スーパーグローバル大学構想

GLOBALIZATION OF THE UNIVERSITY and
TOP GLOBAL UNIVERSITY PROJECT

取組内容の進捗状況

平成27年度 共通の成果指標と達成目標

  • ■国際化関連

    短期受入プログラムの充実

    英語によるサマープログラムを実施

    これまで熊本大学の海外交流協定校に在学する学部生を対象に年1回の日本語によるサマープログラムを実施してきたが、今年度は初の試みとして、英語によるサマープログラムとスプリングプログラムを追加し、計3回 の短期受入プログラムを実施した。 東アジア、ASEAN諸国及び米国から参加した計111名の留学生が、座学や見学旅行等の様々な活動を通じて、日本語及び日本文化を体験した。

    また、英語によるサマープログラム及びスプリングプログラムでは、留学生と高校生との国際交流活動イベントを企画し、留学生は講義や見学旅行で学んだことを発表し、熊本県内の高校生と英語でディスカッションを行った。

  • 海外語学研修プログラムの拡充

    ニュージーランドでの研修プログラム

    夏季・春季休暇を利用し海外の協定校等へ学生を派遣する海外語学研修を年間5件から8件に増加し、派遣先の拡充を行うとともに内容の差別化を図り、学生に多様な留学の機会を提供している。

    派遣先としてモンタナ大学(米国)、リーズ大学(英国)、マッセー大学(ニュージーランド)のほか、東南アジアとしてタイの協定校も企画し、8件合計で100名以上の学生が参加した。学生に語学のみならず各国独自の文化に触れる場を提供することにより、異文化理解の一助となった。

  • グローバル科目の開設

    グローバル科目での授業風景

    平成27年9月より、教育のグローバル化及び学生の国際交流促進等を担う「グローバル教育カレッジ」において、留学生と日本人学生が共に学ぶグローバル科目(英語による教養・リベラルアーツ科目)を20科目開設した。主に短期留学プログラムの英語コースを専攻する学生を対象とし、延べ74名の履修登録があった。また、自主的に授業を聴講した20名の日本人学生と共にディスカッションを伴う授業を実施した。

  • ■ガバナンス改革関連

    グローバル教育カレッジの体制整備

    グローバル教育カレッジにて、国際公募により外国人、外国での学位取得者、外国での職務経験者等、国際経験に秀でた教員を雇用し、スーパーグローバル事業推進による大学のグローバル化のための人員体制を整えた。また、採用された教員が中心となり、在校生やSGH・SSH指定校を中心とした九州地区の各高校に所属する生徒へ向けて国際交流の機会提供を開始し、平成28年度以降のグローバル科目導入に向けた準備を開始している。

  • 職員の国際業務スキル向上研修(SD研修)

    グラスゴー大学におけるSD研修

    事務職員のグローバルなスキルの高度化に向けた研修として、通学型語学研修(半年間)、テーマ型のビジネスライティング研修、異文化コミュニケーション研修を開講し、計54人が受講した。また、実践力を高める海外派遣型の研修を行い、英国グラスゴー大学等において、自らの企画に基づくインタビュー型研修1人(4週間)、フィリピン における英語研修1人(2週間)、海外留学フェア等での業務研修5人が参加した。この他、e-learning型TOEIC講座、TOEIC試験の受験補助等により、外国語力基準(TOEFL-iBT80点相当以上)を満たす職員数が38人となった。(平成28年2月末現在)

  • ■教育改革関連

    平成29年度「グローバルリーダーコース」を設置

    GOKOH School Program

    国際的に活躍する学生を育成する「グローバルリーダーコース」の設置を決定した。平成29年度に募集する学部及び定員数は、文学部・法学部・理学部が各10名、工学部が20名である。

    このコースでは、4学部の連携・協力のもと、独自の教育プログラムであるGOKOH School Programを提供する。学生は、入学後2年間は英語による授業や専門科目の履修、海外留学などを通して、国際的に活躍できるコミュニケーション力や専門基礎力を養成。3年進級時に希望する学科・コースを選び、多様な価値観を理解できる豊かな教養と国際感覚をベースに高度な専門的能力を習得する。

    なお、28年度は、より具体的なカリキュラムの検討及び入学前教育を実施する。

  • 教育のグローバル化への制度整備

    柔軟な学事暦により日本人学生の海外留学、留学生の受入の拡大を促進するため、平成28年度から教養教育におけるクォーター制を導入し、平成31年度までに全学に導入することを決定した。また、授業科目にナンバリングコードを附番して、各教育プログラムにおけるカリキュラムの体系性を明示し、ナンバリングコードを新シラバスシステムに反映することとした。さらに、教育システムの国際通用性の向上のため、海外からも閲覧することができるシラバスシステムの運用を開始した。Web上で英語版シラバスが公開されることで、本学から海外の大学へ留学する場合、また、海外から本学へ留学する学生の履修指導や単位認定に活用することが可能になった。

  • ■大学独自の成果指標と達成目標

    グローバルYouthキャンパス

    グローバルYouthキャンパスには
    多くの高校生が参加

    熊本県内の高校生を対象に、サマープログラム及びスプリングプログラムに参加している交流協定校の留学生と交流する機会を設け、高校生とプログラムに参加の外国人留学生が交流を深めた。

    また、8月のオープンキャンパスでは「熊大グローバルYouthキャンパスサマー・フェスタ」を開催し、九州内の30校以上の高校から100人を超える高校生が参加した。交換留学経験のある在学生による留学体験発表や国際交流ゲーム、オーストラリアへ交換留学中の日本人学生とのSkypeを通じたセッションが行われ、外国人留学生や留学経験者と交流した。年間8件のイベントに384名の高校生が参加し、熊本大学での留学プログラムや留学について興味を深める機会となった。

  • 海外連携教育プログラムの拡充

    インターンシップ中の学生

    協定校・交流パートナー校を開発、活性化し、日本人学生に対するグローバル教育環境の整備・強化、海外からの優秀な留学生確保など質の高い学生交流の枠組みを開発・確立するための取組を実施した。 平成27年度にはインドネシア大学等、新たに40件の交流協定を締結、 自然科学分野で4大学とダブルディグリー協定を締結した。また、協定 校から教員を招へいし、工学、薬学、医学領域の大学院生を対象に国際シンポジウムやセミナーを実施し、国際共同研究を基盤とした教育を提供した。更に、国際先端医学研究機構(IRCMS)ではインターンシップ学生受入プログラムを実施し、7ヶ国8名が参加し、高度な実験手技習得を目指し研究に取り組んだ。

  • ■大学の特性を踏まえた特徴ある取組

    国際先端研究拠点における国際的な研究ネットワークの構築

    IRCMSにて国際セミナーを開催

    生命科学系国際共同研究拠点の下に研究組織を戦略的に統括する国際先端医学研究機構(IRCMS)を設置した。国際セミナー・シンポ ジウム等により世界から一線級の研究者を招聘するとともに、国際公 募を通して優秀な先導的若手研究者の発掘・育成を行った。

    また、自然科学系研究拠点においては、各研究グループ単位において海外研究機関との間で計14件の国際共同研究の覚書を交わし、研究者間における国際研究ネットワークが推進された。